柏 なかよし矯正歯科・小児歯科 TEL:04-7145-3375

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柏駅すぐの歯医者・歯科|柏 なかよし歯科・口腔外科

マタニティ歯科

妊娠中は口腔内環境が変化しやすい時期です


千葉県柏市向原町の歯医者「柏 なかよし歯科・口腔外科」のマタニティ歯科についてご案内いたします。
女性は妊娠すると、ホルモンバランスの変化によって心身にさまざまな変化が現れます。お口の環境もそのひとつ。妊娠中はつわりによる嘔吐や柑橘類・清涼飲料水の摂取、唾液PH酸性化の影響により歯が溶ける「酸蝕症」を発症しやすくなります。また、歯周病菌は女性ホルモンが好物なので、歯肉炎のリスクが高まることも。さらに、歯周病菌や炎症性物質は子宮収縮を促す危険性があり、早産を引き起こす原因にもなりかねません。
なかには、つわりの影響から歯ブラシを受け付けなくなり、歯みがきがおろそかになってしまう方もいらっしゃいます。すると汚れや歯垢が溜まりがちになり、虫歯のリスクも上昇してしまうでしょう。
このように、妊娠中は虫歯や歯周病、酸蝕症のリスクが高まってしまう時期なのです。口腔内細菌は親から子へ移るおそれもあるため、お子さんの虫歯や歯周病を予防するためにも、まずはお母さんのお口の健康を守りましょう。

妊娠性歯周炎について


妊娠初期は、つわりの影響で歯みがきが不十分になりがちです。吐き気や食欲不振などの症状がある場合は、食事を小分けにしたり、吐いたことで口の中が酸性に傾いたりと、虫歯や歯周病になりやすい環境となってしまいます。
また、つわりがそれほどひどくない方でも、女性ホルモンの影響で唾液の分泌量が減ると、お口の自浄作用が低下します。また、妊娠中は歯周病菌の好物であるエストロゲンの分泌が盛んになり、歯周病を引き起こしやすくなってしまうのです。
とくに「Porphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)」という歯周病菌には注意が必要。この細菌が血管を流れて子宮内に達すると、子宮を収縮させるホルモンが急激に増加し、早産や低体重児出産の原因にもなりかねません。
さらに、「妊娠性エプーリス」という良性の歯肉種が引き起こされる危険性もあります。

妊娠初期~中期はじめの妊娠性歯肉炎


妊娠初期~中期のはじめ(妊娠5~20週目くらい)には、歯ぐきが腫れたようになる「妊娠性歯肉炎」を発症することがあります。妊娠性歯肉炎は放っておくと歯周病へと進行し、上記のようなさまざまなリスクを及ぼします。さらに妊娠後期になると症状が強まり、口臭や口内炎、虫歯を引き起こすこともあるでしょう。
まずは、体調に無理のない範囲で口腔内ケアを続けていただくこと。そして、歯肉炎が見られたら進行する前にきちんと治療を受けることが大切です。

妊娠中の歯科検診


妊娠中は歯科医院へ行こうにも、レントゲンや局所麻酔など、お腹の赤ちゃんへの影響が気になることと思います。しかし、妊娠中は全く歯科治療ができないのかといえば、必ずしもそうではありません。当院では妊娠週数や体調に合わせて、お母さんにとっても、お腹の赤ちゃんにとっても無理のない治療をご提供しております。
歯科診療には、安定期と呼ばれる妊娠中期(5~8ヵ月)が適しています。この時期は通常通りの歯科治療をお受けいただけますので、大きな虫歯や簡単な外科処置など、麻酔が必要な症例は妊娠中期に入ってから治療を進めます。
反対に、妊娠初期(1~4ヵ月)はつわりの症状がひどくでる傾向があり、切迫流産のリスクも考えられるため、歯科治療は控えるほうが無難です。
お腹が大きくなる妊娠後期は診察台を倒しての治療は難しくなりますが、当院では座った状態での治療にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

そのほか、トイレに行きたくなったり、吐き気がしたりといった異変が起きた場合も、お気軽に歯科医師やスタッフまでお声がけください。お母さんのペースで検診や治療を受けていただけるよう、居心地の良い院内環境を整えております。安心してお越しくださいませ。

マタニティマウスピース


人間は大きなストレスを感じると、寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをすることがあります。放置すると歯が削れ、さらに食いしばりが起こりやすい噛み合わせになってしまうため、早めのケアが肝心です。
妊娠中は体調や環境の変化によるストレスから、歯ぎしりや食いしばりが増えやすい傾向にあります。とくに妊娠中も上の子の育児、お仕事や介護などで忙しく過ごされている方は、その傾向がより強くなるでしょう。
歯ぎしりや食いしばりの対策としては、マウスピースが効果的です。就寝中にマウスピースを着用することで、上下の歯が削れるのを防ぐことができます。


妊娠初期はお口の清掃状況が悪くなるため、歯をしっかりみがいてからマウスピースを装着しましょう。歯をみがくと気持ち悪くなってしまう場合は、歯みがき粉をつけずにみがき、こまめに口をゆすぐのがおすすめです。お口の中に物を入れると気持ち悪くなってしまう場合は、無理にマウスピースを装着する必要はありません。つわりの時期は歯みがきが不十分になりやすいため、症状が軽くなるのを待つのもひとつの手です。
マウスピースは日中装着しても問題ありませんが、歯ぎしり・食いしばりは日中よりも夜間に増える傾向があります。お休み前にしっかりと歯をみがいた後、ナイトガード(就寝時マウスピース)と同じ要領で使うのがよいでしょう。

また、気持ち悪さを軽減するために、ブラシ部分が小さいサイズの歯ブラシを使用することをおすすめいたします。虫歯を予防するためにキシリトールを取り入れるのも効果的です。

難しい状況ではありますが、できる限りストレスを溜めないようにすることも大切です。免疫力が低下し、口腔内の環境も悪化してしまいます。可能な範囲でリフレッシュすることをおすすめいたします。

妊娠中お母さんのお口の中に起こること

①むし歯のリスクが高くなる

妊娠中の方は、むし歯になるリスクが高くなります。特につわりがある方は、つわりにより間食の頻度が増えることや、食後の歯磨きがおろそかになることがあり、食後、酸性になった口腔内はむし歯になりやすくなるのです。

つわりがつらい方は無理をせず、気分の良いときに歯みがきをするようにしましょう。食後に口をすすぐだけでもむし歯になるリスクを減らすことができるので、習慣にしてみてください。

②歯周病のリスクが高くなる

妊娠中の方も、体調の良いときに歯科検診を受けるようにしましょう。
妊娠中はホルモンバランスが変化し、歯ぐきが腫れやすくなります。歯ぐきが腫れると歯周病にもなりやすくなり、歯周病はおなかの赤ちゃんにも影響します。歯周病は、早産や低体重児での出産のリスクにも関係していると言われています。

赤ちゃんの歯が作られはじめるのは、妊娠初期の7週目ごろからで、生後6ヶ月から乳歯が生えはじめます。口の中の細菌は、産まれたときには存在しないため、周囲の大人からの細菌感染を防ぐことが赤ちゃんの歯を守ることにつながります。
お母さんやお父さんをはじめ、ご家族全員が清潔なお口を保つためにも、定期的に歯科検診を受診するようにしましょう。

注意事項

食事について

歯の健康に重要なのはカルシウムとリンです。カルシウムとリンのバランスを保つことにより、歯は丈夫になります。
レトルト食品や砂糖の摂りすぎはこのバランスを崩してしまうので、摂りすぎに注意するようにしましょう。

妊娠中の歯科治療について

妊娠中の歯科治療は5〜8ヶ月の安定期に行うのが理想的です。

妊娠中は、安定期に入った妊娠5〜8ヶ月の時期に歯科治療をおすすめしています。
歯科治療に必要なレントゲンや麻酔は、母体やおなかの中の赤ちゃんに影響が少ないため、安心して受けていただけます。また、お薬に関しても、妊娠中でも安全に使用できるものをお出ししますので担当医にご相談ください。
当院では、妊娠中の方も安心して歯科治療していただけるよう、サポート環境を整えております。どうぞ、安心して定期健診やメンテナンスにご来院ください。

妊娠中の歯科治療のリスク・副作用

一部できない処置がある

妊娠中は母胎の安全が最優先のため、以下の処置は緊急時を除いて基本的に出産後に行います。

  • レントゲン撮影
  • 麻酔を伴う処置

歯科医院で行うレントゲン撮影は腹部への影響はないものの、安全面を考慮して緊急時以外は妊娠中に行いません。治療に用いる局所麻酔に関しても、その名の通り部分的に効果をもたらすものかつ超少量ではありますが、万が一に備えて妊娠中は極力使用しません。その他、痛み止めに関しても必要に応じて最低限の量を処方するのに留めるなどの配慮を行っております。

出血を伴う治療ができない

妊娠中は、上記のような処置のほかに出血を伴う歯科治療も基本的に行っておりません。胎児の成長を妨げる恐れがあるためです。虫歯は定期検診などにより未然に防ぐことが1番ですが、もしなってしまった場合は、一時的な簡易処置に留めるケースが多いです。

日頃から定期検診を受けることをおすすめします

妊娠初期はつわり、後期はお腹が大きくなるため歯科治療を受けるのが難しくなります。そのため、妊娠中の治療は中期の約3ヶ月が最も適しています。ただ、複数箇所を治療する必要がある場合は、この期間だけでは不十分です。
万全の体制で出産していただくためにも、ぜひ妊娠前から定期検診を受けていただくことを強くおすすめいたします。定期検診なら、虫歯を自覚症状のない初期段階で見つけることができるため、痛みもなく完治させることができます。母胎の安全や精神的負担もかなり軽減されます。

よくある質問

妊娠中の定期検診の内容を教えてください
母胎に影響が出ない範囲で検診を行います。具体的には、口腔内のチェック・歯と歯茎、歯間の清掃・歯科衛生士による歯磨き指導などを行います。基本的に痛みや出血を伴う内容はないため、ご安心ください。
虫歯は子供に遺伝しますか?
歯並びなどの虫歯になりやすい要素は遺伝することがありますが、子供が虫歯になる原因は必ずしも遺伝がすべてではありません。それよりも、お母さんの食生活やブラッシングの習慣などが子供に影響し、虫歯になりやすくなることが多々あります。
出産前にぜひ一度食生活やブラッシングの仕方を見直すことをおすすめいたします。当院では、歯科衛生士が丁寧に指導しておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。無理のない範囲で口腔内の健康を守っていきましょう。
出産後、授乳中の時期でも歯科治療の制限はありますか?
基本的に制限はありません。出血を伴う虫歯や歯周病の治療、麻酔を伴う処置、レントゲン撮影なども行えます。ただ、授乳中に避けた方が良いとされるお薬もございます。誤って処方しないために、事前のご相談をお願いいたします。
そのほか不安を感じることがあれば、予約時にお申し付けくださいませ。最大限の配慮をいたします。
妊娠中にお薬は飲んでも平気ですか?
当院では、母胎に影響がないお薬を最低限の量で処方することがございますが、基本的にはお薬を飲むことを推奨しておりません。
お薬が処方されたら、医者や薬剤師の指導をしっかり守った上での服用をお願いいたします。また、妊娠前に服用していたお薬は妊娠中服用しないようにしてください。母胎の安全を守るために、ご協力をお願いいたします。

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